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ヘブンズ ドアー
2010-09-09 Thu 13:22
………………………………………………………




…………………………





…………ァー…………………………… ナー ………………… ナー …………





暗闇の中、何かが鼻先に触れる。 遠くに聞こえる声と 微かな温もり。

「こら。起きちゃうでしょ。 おイタしちゃ、ダ~メ!」

鼻に感じる違和感が一瞬引き、次の瞬間 より強まる。
ピシピシと弾くように柔らかな何かがブツかってくるが、目は全く見えない。
他人の物のように感じる手足を振る事も出来ず、眉根を寄せ 首を傾ける。
岩戸のように重かった瞼が開き 光が網膜に飛び込んで来る。

「 ……あ、 起きた。」

反射的に上体を跳ね起こした℃差の視界が 雷光で満たされる。

「ぐぉ!?」   「 急に動かない方が いーよ。」

強烈な… しかも多重性の痛みに脳の奥が軋み、全身が硬直する。



「 やー、生きてた。生きてた。 よかったねー。」

激痛と対照的な、妙に間延びした声が 耳から入って来る。
急速に明瞭さを取り戻しつつある視界を埋めたのは 白い女の裸だった。

「 ムリしない方が いーよ。まだ休んでたら?」

自身は寝そべったまま、℃差を見上げた 女が声をかけて来る。



「 ……ここは? 」 「 んー、私ん家。  あ、私はponね。 よろしくー。」

全身を隈なく覆う激痛に顔をしかめる℃差を残し、ponと名乗った女がベッドから這い出る。
暖炉に燃える薪の炎が、薄闇の中に女の白い背を照らし出す。

……ゴクリっ

うまく現状を把握出来ない混乱した脳に、刺激的な艶めかしさが理性を押しのけ 流れ込んで来る。
自分でも全く意識せず 生唾を飲み込んでしまった。
服を着る女の衣擦れ音以外 まったく無音の室内に、℃差の唾音がイヤに大きく響く。

「 ……そのコが 君の事、見つけてくれたんだよー。 よーくお礼言っときなねー。」

下着をつけずジーンズを穿いたponが 背を向けたまま つぶやいてくる。
ほんの一瞬だけ 着替える手が止まったかのようにも見えたが、気のせいかもしれない。
視線を降ろすと、温度差の右手の指に 一心不乱にじゃれ付き続けている仔猫が居た。



ミー  ミー  ミーー


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逃亡中
2010-09-08 Wed 17:49
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………………………………………………………




…………………………





…………………ハァ…………………………ハァ……………はァ…………



( ………。 追って来ない?  どうやら撒いたか?? )


猛烈に酸素を求めて来る 肺腑を宥め、ムリヤリ呼吸を整え 大きく息を吸い込む。
静寂な倉庫街中に響き渡る程 鼓動が高鳴るが、無論そんな感覚は 己の内だけの錯覚に過ぎない。

( クソ!五月蝿い!! ヤツ等の気配が紛れるだろ! )

早鐘を打つ心臓に悪態をつくが、そんな事で心臓が止まってくれる筈もない。

( フ! …まぁ 本当に止まって貰っても困るがな。)

ふと頭に浮かんだ あまりにも馬鹿馬鹿しい考えに、思わず口元が緩む。
こんなザマだと云うのに…、我ながら 緊迫感に欠ける性格だと思う。


( まァ 身構えた所で始まらない。 人間、死ぬ時は どうやったって死ぬんだ。)

撃たれた右肩を押さえていた左手を外してみる。血は まだ止まってはいないが、
先程よりは 大分マシになっていた。

( ……℃差は 無事だろうか? )

若干 穏やかさを取り戻しつつある鼓動を数え、兎のように聞き耳を立てながらも
心の どこか別の部分で思考する。
息を整えた事により、出血は更に少なくなっていた。
数cm肉を削り取られたが どうやら大きな血管は外れてくれたらしい。
傷口の収縮作用で 皮膚が引き攣るように感じるが、血が止まってくれるのだから
文句ばかりも言えない。

( 大分 収まって来たな。 これなら止血帯だけでもイけるか?)

ずっと傷口を押さえていたとはいえ、やはり完璧には いかない。おそらくは点々と
続いているであろう血の跡を辿って 追っ手が迫って来るのも時間の問題だろう。

( 走れば、また血圧が増す。 イタチごっこだな。)

ようやく整った息を深く吸い、男は物陰から静かに立ち上がる。


ジャリ! (ッッ!!!?)

四方に視線を走らすスん003の背後で 微かな足音が響く。
驚愕と共に振り向くスパイの目に飛び込んで来たモノは・…………  (続かない。)
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